
ある土地の郷土料理には、その土地のワインがよく合う」というセオリーがあります。
おそらく現代のように流通が発達してなかった時代に、同じ土地の料理とワインは、自然と互いの味わいに合うように進化を遂げてきたのでしょう。
この「地のものに地のワインを合わせる」というペアリングの方法は、単純に相性の良さだけでなく、その国や地方に行った気分が味わえるという魅力もあります。
そこで今回は、イタリアのヴェネツィアに行った気分が味わえるボンゴレ・ビアンコとプロセッコのペアリングをご紹介します!
プロセッコって何?

プロセッコとはイタリアのヴェネト州とフリウリ-ヴェネツィア・ジューリア州で、グレーラという品種のブドウを85%以上使用して造られるスパークリングワインのこと。
詳しくはワイン用語集のプロセッコのページをご覧ください。
ボンゴレ・ビアンコ
我が家では定番のパスタ、ボンゴレ・ビアンコ。あさりさえ用意すれば、家にあるもので手軽に作れるのが魅力的です。
あさりも砂好き済みのものを購入すれば、砂抜き時間を短縮できますよ♪
レシピ
<材料>
- パスタ
- あさり(砂を抜いておく)
- 刻みにんにく(チューブ可)
- オリーブオイル
- 白ワイン
- 塩・こしょう
<作り方>
- フライパンにたっぷりのオリーブオイル、刻みにんにく、あさり、白ワインを入れて蒸し、あさりの口が開いたらあさりを取り出す
- ゆでたパスタを同じフライパンに入れてオイルにからめる。塩コショウで味を調える。
- パスタを皿に盛り、①のあさりをのせれば完成!お好みでパセリをトッピングしても◎
ファゾーリ・ジーノ プロセッコ ラ・コルテ・デル・ポッツォ
今回ボンゴレ・ビアンコに合わせたワインがこちら。ファゾーリ・ジーノが手掛ける『プロセッコ ラ・コルテ・デル・ポッツォ』です。
造り手
造り手はファゾーリ・ジーノ。1925 年にヴェネト州に創業し、1980年代には化学肥料や除草剤を使用しないビオロジック農法をいち早く始めています。
自然環境と調和したワイン造りをおこなっており、質と価格が良心的なことでも定評があるそうです。
テイスティングコメント
黄金色の色調に、パイナップルやパパイヤ、黄色い花、ジャスミンを思わせる香り、溌溂とした口当たり、みずみずしい果実味と程よい酸、ミネラル感が特徴的。
総じて爽やかな印象の1本です。
ペアリング総括
『プロセッコ ラ・コルテ・デル・ポッツォ』とボンゴレ・ビアンコのペアリング。
ワインの持つ香りが豊かで、ボンゴレのガーリックの強めの香りにも引けを取りません。
また、ワインに含まれる海を彷彿させるようなミネラル感が、ボンゴレのあさりの風味にマッチ。
目を閉じればヴェネチアの光景が広がってきそうな、まさに旅気分を味わえるペアリングです!
機会があれば、ぜひ試してみてくださいね♪
ファゾーリ・ジーノ プロセッコ ラ・コルテ・デル・ポッツォ
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