
一晩で1本のワインを飲み切らなければ、そのワインを別の日に別の料理に合わせられるというのも、自宅でワインの大きな楽しみのひとつです。
前回の記事でキーマカレーと相性の良かったワインとしてドイツの『シュテッフェン リースリング シュペトレーゼ トロッケン』をご紹介しましたが、キーマカレー以外にも相性の良い料理がたくさんありそうです!
そこで、今回は日本でもメジャーなフランスの家庭料理であるポトフに合わせてみることにしました。
シュテッフェン リースリング シュペトレーゼ トロッケン
今回ポトフに合わせたワインがこちら。ドイツのモーゼル地方のワイン、『シュテッフェン リースリング シュペトレーゼ トロッケン』です。
産地・ブドウ品種

産地はドイツの西部、モーゼル川流域に広がるモーゼル地方。
この地方では、川からの反射光を含め、より多くの日照を得るために、ブドウ畑の多くは川沿いの渓谷の急斜面に広がっています。
ブドウ品種はこの地方で伝統的に栽培されているリースリング。
甘口から辛口まで様々なタイプのワインを生み出す品種で、柑橘類やリンゴ、菩提樹の花やはちみつなどの華やかな香りと、上品な酸味が特徴です。
造り手
造り手はゲブリューダー・シュテッフェン。
モーゼル地方のトリッテンハイム村で200年以上の歴史を誇るワイナリーです。
伝統に支えられたワイン造りで、今日ではコストパフォーマンスの高い、良質なワインを生み出しています。
テイスティングコメント
リンゴや白桃のようなみずみずしい果実の香りが豊かで、白い花やはちみつのような香りも感じられます。
味わいは僅かに甘みを含んだ果実味に、いきいきとした酸、ミネラリーな余韻が特徴的。
総じてエレガントな印象の1本です。
ポトフを時短で作る裏ワザ

ポトフのような煮込み料理は時間がかかりそうなイメージがありますが、時短でできる裏ワザが2つあるのでご紹介します!
あらかじめ肉に火を通す
今回はソーセージがあまりなかったので、鶏もも肉も入れてみました。
ソーセージ以外の鶏もも肉や牛塊肉などを入れる場合、煮込む前にオリーブオイルと塩コショウで炒めておけば、煮込み時間を短縮することができます。また、下味もついてより美味しくなりますよ!
野菜をレンチン
大きめに切った野菜は、どうしても柔らかく煮えるまでに時間がかかってしまいます。
そこで、煮込む前にボウルに入れて、ラップをして少し隙間を開け、レンジで5分ほどチンするのがおすすめです。この時点でかなり柔らかくなっているはず。
レンジからボウルを取り出すときは熱いのでご注意ください!
ペアリング総括
『シュテッフェン リースリング シュペトレーゼ トロッケン』とポトフのペアリング。
華やかでエレガントな味わいのワインと、ほっこり癒し系のポトフ。両者にあまり共通点はありませんが、性質が異なるからこそ、お互いの個性を際立たせてくれるような感じがしました。
口の中でドラマチックに両者の個性が輝くペアリング。
機会があれば、ぜひ試してみてくださいね♪
シュテッフェン リースリング シュペートレーゼ トロッケン
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