
前回の記事と前々回の記事で、ポトフやキーマカレーと合うワインとして、ドイツのモーゼル地方の『シュテッフェン リースリング シュペトレーゼ トロッケン』をご紹介しました。
「このワイン、白桃の香りが強く感じられたから、白桃とも合いそうな気が…」
そんな考えが頭をよぎると、居ても立ってもいられなくなり、スーパーへダッシュ。
すると、今ちょうど旬を迎えていることもあり、おいしそうな桃を発見!早速、合わせてみることにしました。
1本のワインをいろいろな料理や食材に合わせてみるのは、ファッションで言う「着回し」に似ているような気がします。
1本のワインを、1着の服を、自らのセンスでどれだけ活用することができるか…
私の場合、「着回し」はあまり得意ではありませんが、ワインの「ペア回し」は得意かもしれません笑
白桃

スーパーの産直コーナーで見つけた高知県産の白桃です。
今シーズン初の白桃。みずみずしくジューシーで、甘味も程よく、とっても美味でした♡
息子も気に入ったようでパクパクと食べ、一瞬でなくなりました笑
山梨県在住の友人が以前、
「桃はそこらじゅうに落ちてるから、買うもんじゃないんだよ」
と言っていたのが、桃好きとしては羨ましい限りです。
あの時にお土産にいただいた桃も、とってもおいしかったなぁ。。
シュテッフェン リースリング シュペトレーゼ トロッケン
今回、白桃に合わせたワインがこちら。ドイツのモーゼル地方のワイン、『シュテッフェン リースリング シュペトレーゼ トロッケン』です。
産地・ブドウ品種

産地はドイツの西部、モーゼル川流域に広がるモーゼル地方。
この地方では、川からの反射光を含め、より多くの日照を得るために、ブドウ畑の多くは川沿いの渓谷の急斜面に広がっています。
ブドウ品種はこの地方で伝統的に栽培されているリースリング。
甘口から辛口まで様々なタイプのワインを生み出す品種で、柑橘類やリンゴ、菩提樹の花やはちみつなどの華やかな香りと、上品な酸味が特徴です。
造り手
造り手はゲブリューダー・シュテッフェン。
モーゼル地方のトリッテンハイム村で200年以上の歴史を誇るワイナリーです。
伝統に支えられたワイン造りで、今日ではコストパフォーマンスの高い、良質なワインを生み出しています。
テイスティングコメント
リンゴや白桃のようなみずみずしい果実の香りに、白い花のような可憐な香り。
ほのかに甘みを感じる果実味に、いきいきとした酸が調和。ミネラリーな余韻へと続きます。
総じてエレガントな印象の1本です。
ペアリング総括
『シュテッフェン リースリング シュペトレーゼ トロッケン』と白桃のペアリング。
白桃の香りの豊かなワインと本物の白桃は、香りが見事に調和し、予想通り相性抜群でした。
また、ワインのほのかな甘みとエレガントな酸味が、甘みの中にも優しい酸味を含んだ味わいの白桃とマッチ。
似たもの同士、仲良しこよしなペアリングでした♡
シュテッフェン リースリング シュペートレーゼ トロッケン(辛口)
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