
前回の記事で、「スモークサーモンとクリームチーズのカナッペ」に合わせて相性抜群だった、プイィ・フュメのワイン。
ほんのりスモークしたような香りが感じられるため、一般的にプイィ・フュメのワインはスモークした料理と相性が良いと言われます。
そこで、今回は前回の残りのスモークサーモンを使い、「スモークサーモンとアボカドのサラダ」を作って合わせてみることにしました。
スモークサーモンとアボカドのサラダ

アボカドをくりぬいた皮を器にすれば、おもてなし料理にもピッタリな一品です!
ポイントは、アボカドにレモン汁をしっかりと絡ませること。こうすることで、アボカドが茶色く変色するのを防ぐことができます。
レシピ
<材料>
- アボカド 1個
- スモークサーモン 4~5枚
- ★オリーブオイル 大さじ1
- ★レモン汁 大さじ1
- 塩・胡椒 適量
<作り方>
- ★の材料をボウルで和えておく
- アボカド縦半分に切り、種を取り除き、実の部分をスプーンでくりぬく
- アボカドを3㎝角ほどの大きさに切り、①のボウルで和える
- ③とスモークサーモンを器に盛るか、②のアボカドの皮に盛り付けて完成
※今回はブロッコリースプラウトをトッピングしています。
プイィ・フュメ ドメーヌ・ジャン・クロード・シャトラン
今回「スモークサーモンとアボカドのサラダ」に合わせたワインがこちら。フランスのロワール地方のプイィ・フュメのワインです。
プイィ・フュメとは?
プイィ・フュメとは、フランスのロワール地方の内陸部、サントル・ニヴェルネ地区にあるワインの産地名です。プイィ・フュメのワインは、ソーヴィニヨン・ブランというブドウ品種を100%使用して造られます。
プイィ・フュメのアイデンティティともいえる特徴は、何と言っても独特なスモーキーなフレーバーです。このような特徴は、他の産地のソーヴィニヨン・ブランのワインにはあまり見られません。
少し難しい話になりますが、プイィ・フュメの土壌にはシレックスという火打石の成分が多く含まれています。この土壌が、ワインに独特な風味や豊かなミネラル感をもたらしていると考えられているのです。
造り手
造り手はドメーヌ・ジャン・クロード・シャトラン。1630年からワイン造りに携わってきた、300年以上の歴史を持つ名門ドメーヌです。
その実力にも定評があり、有名なワイン評論家からも非常に高い評価を受けています。
ブドウ品種

ブドウ品種はソーヴィニヨン・ブラン。
ソーヴィニヨン・ブランについての詳細は、こちらをご覧ください。
テイスティングコメント
レモンやグレープフルーツ、ハーブの香りに、火打石のようなスモーキーなニュアンス。口当たりはすっきりとしており、上品な果実味と爽やかな酸味、ミネラル感にあふれた味わい、爽やかな余韻が特徴的。
総じて洗練された雰囲気の1本です。
ペアリング総括
『プイィ・フュメ ドメーヌ・ジャン・クロード・シャトラン』とスモークサーモンとアボカドのサラダのペアリング。
プイィ・フュメ特有のスモーキーなニュアンスが、スモークサーモンの風味に調和。
また、柑橘類を思わせるワインの香りが、レモン汁をベースとする酸味の効いたドレッシングの味わいに同調し、単体で食べるよりもフレッシュな風味が引き立ちました。
そして、アボカドのまろやかな旨味を、ワインの爽やかな酸味とミネラル感が際立たせてくれました。
前回のカナッペとのペアリングでは気付けなかった、ワインの持つ底力を新たに発見した感じです。
機会があれば、こちらのペアリングもぜひ試してみてくださいね♪

プイィ・フュメ ドメーヌ・ジャン・クロード・シャトラン
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