甲州のワインと「あさりの酒蒸し」の日本情緒あふれるペアリング

前回の記事で栗ごはんと合わせて相性抜群だった日本ワイン、『シャトー酒折ワイナリー 甲州 ドライ』。

その名の通り、ドライでスッキリとした印象のワインだったので、素材の味を活かしたような、上品な味付けの料理全般と相性が良さそうです。

そこで、今回は居酒屋でも定番の料理、「あさりの酒蒸し」に合わせてみることにしました。

あさりの酒蒸し

息子が無類の貝好きなので、我が家では1~2週間に1回は必ずといっていいほど食卓に登場する「あさりの酒蒸し」。

砂を抜いたあさりとほんの少しのにんにくをフライパンに入れ、料理酒で蒸し焼きにするだけという手軽さも魅力です!

今回は仕上げに小ねぎを散らしてみました。

なお、あさりは砂抜き済のものを購入すると調理時間を大幅に削減することができます。

シャトー酒折ワイナリー 甲州 ドライ

今回「あさりの酒蒸し」に合わせたワインが、こちらの『シャトー酒折ワイナリー 甲州 ドライ』。山梨県産の甲州を100%使用した日本ワインです。

2016年に伊勢志摩にて開催されたG7サミットでも振る舞われ、多くのワイン愛好家から注目を集めました。

産地

産地は山梨県日本のワイン造りの発祥の地で、現在も日本ワインの生産量、ワイナリー数ともに日本一を誇る県です。

山梨県では甲州という日本固有のブドウ品種から造られる白ワインをはじめ、マスカット・ベーリーAデラウェア、メルロ、シャルドネなどのブドウ品種から、多様なスタイルのワインが生み出されています。

ブドウ品種

ブドウ品種は甲州100%

甲州についての詳細は、こちらをご覧ください。

造り手

造り手はシャトー酒折。ワインの輸入販売会社である木下インターナショナル(株)のグループ会社として、1991年に山梨県甲府市酒折に設立されたワイナリーです。

木下インターナショナル(株)の海外メーカーとのネットワークにより、ワインの製造技術に関する最新の情報交換をおこない、各国から導入した設備を使用し、甲州、マスカット・ベーリーAなど日本固有の品種を中心とした日本ワイン造りをおこなっています

テイスティングコメント

非常に淡く、透明に近い色調。蜜柑や柚子などの和柑橘や青りんごの香りに、ほのかに吟醸酒のような香りも漂います。

軽やかな口当たりに、みずみずしい果実味、キリっとした酸味が特徴的。飲み込んだ後には甲州特有のほろ苦い余韻も感じられます。

その名前の通り、ドライでスッキリとした印象の1本です。

ペアリング総括

シャトー酒折ワイナリー 甲州 ドライ』と「あさりの酒蒸し」のペアリング。

ワインが強い主張をしないので、あさりそのものの繊細な旨味が引き立ちます

また、ワインから感じられる吟醸酒のような香りが、あさりの酒蒸しの香りと同調し、相乗効果によって一層味わい深く感じられました

素材本来の味わいを楽しむ、まさに日本情緒あふれるペアリング

機会があれば、ぜひ試してみてくださいね♪

シャトー酒折ワイナリー 甲州 ドライ

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