
先日、仕事で高知県の梼原(ゆすはら)町に行く機会がありました。
梼原町は高知県西北部、愛媛県との県境に位置する町で、私の住んでいる高知市からは車で1時間半から2時間ほどかかります。
梼原には前から気になっていたパン屋さんがあったので、早めに家を出て、現地でのアポの前にパンを買いに行くことにしました。そのパン屋さんは梼原町の中心部から20分くらい車を走らせたところにあります。すれ違い困難な道を「どうか対向車よ、来ないでくれ…」と願いながら運転し、やっとの思いで到着。
そして、そのお店で購入したパンに、やや甘口のフリッツァンテを合わせてみることにしました。
レーズンとくるみのパン(パン・ド・セーグル・ノア・レザン)

冒頭でご紹介した梼原町のパン屋さん、『森のパン工房 Chez-moi(シェ・ムワ)』さんで購入したレーズンとくるみのパンです。(正式名称は「パン・ド・セーグル・ノア・レザン」と言います。)

お店の看板商品でもある自家製天然酵母パンで、発酵に使うサワードウは開店当初からお店で仕込んでいるのだそう。
レーズンの甘酸っぱさとクルミのコク、そしてサワードウ由来の爽やかな酸味が絶妙なバランスで、噛めば噛むほど旨味が滲み出てきました。
3歳の息子には少し硬いかな、と思ったのですが、かなり気に入ったようで、
「ママ、これ、めっちゃおいしい!」
と言いながら、次から次へと手が伸びていました。
また梼原方面に行くときには『森のパン工房 Chez-moi(シェ・ムワ)』さんでパンを大人買いしたいです笑
★『森のパン工房 Chez-moi』さんの詳しい情報は下記ホームページよりご覧いただけます!
http://wwwb.pikara.ne.jp/chez-moi/
チェヴィコ グランディ・コルディス ドルチェ フリッツァンテ
今回「レーズンとくるみのパン(パン・ド・セーグル・ノア・レザン)」に合わせたワインがこちら。やや甘口のフリッツァンテ(イタリアの弱発泡性ワイン)です。
産地

産地はイタリアのエミリア・ロマーニャ州。イタリア北東部に位置する州で、「パルマ産生ハム」や「パルミジャーノ・レッジャーノ」などの産地でもあることから、「美食の都」とも呼ばれています。
造り手
造り手はチェヴィコ。フィレンツェの名家の血を引く、エミリア・ロマーニャ州のトップワイナリーのひとつです。
ブドウ品種
ブドウ品種はマルヴァジア100%。
多くのクローンを持つ、イタリア中部と南部で栽培が盛んな品種です。
テイスティングコメント
少し濃く、金色のトーンを帯びた色調。繊細な泡立ち。
マスカットや白い花を思わせる芳香にソフトな口当たり、上品な甘みを伴う豊かな果実味が特徴的。
飲み込んだ後には、爽やかで心地よい余韻が残ります。
アルコール度数も7%と一般的なワインに比べて低く、アロマティックでほのかに甘みが感じられる、優しい味わいの1本です。
ペアリング総括
『チェヴィコ グランディ・コルディス ドルチェ フリッツァンテ』と「レーズンとくるみのパン(パン・ド・セーグル・ノア・レザン)」のペアリング。
ワインの上品な甘みが、パンにたっぷりと入ったレーズンの甘みに見事にマッチ。ワインもレーズンも元をたどればブドウなだけに、しっくりくるのも頷けます。
また、ワインの豊かな果実味が、パンやクルミの旨味を一層引き立ててくれ、もはや止まらないおいしさでした。
ほんのり甘い、まさに癒し系のペアリング。
おいしいレーズンとくるみのパンを入手したら、ぜひ試してみてくださいね♪
チェヴィコ グランディ・コルディス ドルチェ フリッツァンテ
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