
前回の記事と前々回の記事で、豚肉を使った料理と合わせて相性抜群だったイタリアのプーリア州の赤ワイン。
「豚肉以外の食材を使った料理との相性はどうなんだろう?」
そんな疑問がよぎり、家にあったさつまいもを使って一品作ってみることに。
ワインの濃厚な味わいから、料理の味付けも濃厚な味わいの方が合うのではないかと考え、今回は大学芋を作って合わせてみることにしました。
大学芋

普段は買ってくることが多いのですが、たまには手作りしてみたいと思い、今回はクックパッドの下記のレシピを参考に作りました。
https://cookpad.com/recipe/2879326
レシピ通り作って、お店で売っている大学芋のような本格的な大学芋ができました!
息子には「これ、買ってきたが?」と聞かれました笑
(「買ってきたが?」は「買ってきたの?」の土佐弁)
しかも、揚げずに作れるので、洗い物がラクだったのもうれしいポイントです。
さん、素敵なレシピをありがとうございました!
ディオメーデ ラーマ・ディ・ピエトラ ネーロ・ディ・トロイア
今回「大学芋」に合わせたワインがこちら。イタリア・プーリア州のネーロ・ディ・トロイアというブドウ品種から造られた赤ワインです。
産地

産地はイタリアのプーリア州。イタリア南東部、イタリアの国の形を長靴の形に例えるなら、かかとの部分にあたる州です。
温暖な気候に恵まれた大農産地で、イタリアでもトップクラスのワイン生産量を誇っていますが、近年では量より質を重視したワイン造りが推し進められています。
造り手
造り手は1903年設立のカンティーナ・ディオメーデ。1988年に現オーナー達がワイナリーを引き継いでからは、畑の修復・改善に加え、最先端の施設と技術を導入し、年々品質向上を遂げるワイナリーです。
ブドウ品種
ブドウ品種はネーロ・ディ・トロイア100%。
「ウーヴァ・ディ・トロイア」とも呼ばれる品種で、アルコールもタンニンも豊かな赤ワインを生み出します。
テイスティングコメント
濃い紫色に近い色調。ブラックベリーやカシス、イチゴジャム、スミレなどの香りが強く感じられます。
濃密で厚みのある果実味に、上品な酸味と豊かな渋みが溶け込んだ、ボリュームのある味わい。
フルボディながら、親しみやすさも感じられる1本です。
ペアリング総括
『ディオメーデ ラーマ・ディ・ピエトラ ネーロ・ディ・トロイア』と「大学芋」のペアリング。
ワインの濃厚な果実味とコクが、大学芋のほっくりとした甘みやコクにマッチ。
そして、「甘味」と「旨味」の要素が強い大学芋に、ワインによって「酸味」と「渋み(苦味)」の要素が補われ、五味(甘味、塩味、酸味、苦味、旨味)のバランスが良くなり、一層おいしく感じられました。
同調しつつも、足りない要素を補い合うペアリング。
さつまいもの美味しい季節に、ぜひ試してみてくださいね♪

ディオメーデ ラーマ・ディ・ピエトラ ネーロ・ディ・トロイア
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